“もうAI翻訳があるから英語勉強しなくてもよくない?”
英会話スクールで働いていたとき、そんな風に言う中学生がいました。
英語が嫌いだったんでしょうね。もしくは英語の勉強に疲れてしまった、とか。
残念ながら、AI翻訳はまだ完璧にコミュニケーションをとれるレベルではないです。翻訳に頼らず英語を学習した方がいい理由をご紹介します。
翻訳機の進化
AI化によって確かに翻訳機片手に海外旅行できるようになりました。単語や簡単な文章ならアプリに打ち込んで、翻訳できます。
最近は、アプリのカメラを起動して、文字にかざすだけで翻訳できるアプリもあります。
実際に、英語を勉強するときに、辞書を使うより翻訳アプリを使って勉強している学生も多いでしょう。
しかし、まだまだコミュニケーションとしては人工知能は役に立たないです。
言語はコミュニケーション
なぜなら、この日本語=この英語、という正解がないからです。
例えば、「好きです!付き合ってください!」という告白の言葉。これは英語に直訳することができません。
「新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」これも無いですね。
日本語を英語に訳すだけでは、英語でコミュニケーション取れるようになりません。
例えば、日本人は言葉をそのまま受け取ってしまうので、外国人の皮肉やジョークに気付かないことがあります。
英会話スクール時代
これは、本当に簡単だと思って言っていないんですね。とてつもない量の仕事に対しての皮肉です。アメリカ人はよく言います。
実は、私も外国人と話すときにジョークや皮肉に気付くのが苦手です(笑)
中高で英語の授業を受けたんだから、英語なんて楽勝じゃね?と思って、大学の時にNYに留学に行きました。
NY留学時代
~有名な某ショコラティエにて~
横にいた台湾の友人に「ジョークだよ(笑)」と言われて気付きました。こういうことはよくありました。
~NYの路上屋台にて~
横にいた友人から「だからジョークだって(笑)」と言われて気付きました。
言葉をそのまま翻訳して理解するのでは、コミュニケーションにならないのです。(私がジョークや皮肉に耐性が無さすぎるのもありますが)
中学、高校の授業では英語を和訳して理解することが多かったので、いざ外国人と話してみないとわからない盲点でした。
なので、言語を訳すことが出来る翻訳アプリでも、コミュニケーションまではまだ到達できません。
まとめ
翻訳アプリは便利です。海外旅行、出張、会議…色んなところで使われています。
しかし、翻訳できる内容は、テンプレートな質問や事務的内容。
グローバル化、という言葉はもうちょっと古いですが、インターネットの普及によって世界がより近く繋がりやすくなりました。
日本語は日本でしか使われていません。世界と繋がりを持つなら、翻訳アプリに頼らず自分の英語でコミュニケーションできるようになりましょう。