教育動向

【実際どんな感じ?】移行期間の小学生の外国語活動を見てみよう

小学校の英語教育は、小3から外国語活動が始まるようになり、小5から教科としての英語授業が加わるようになります。

【いよいよ2020年から】小学校の英語教育、結局どう変わるの?小学校の英語教育が変わるというニュースや新聞を度々目にすることが増えてきました。 実は、2020年から小学校は新しい学習指導要領に...

文科省のYouTubeuTube「小学校の外国語教育はこう変わる!」では、実際に新しい外国語活動をしている子供たちの姿や先生方の意見を見ることができます。

その動画を参考に、小学生の外国語活動がどう進行しているか、解説します。

小学生の外国語活動 SmallTalkとActivity

外国語活動では、SmallTalkとActivityの2つの構成によって進行します。

動画の授業の目標は「東京工業大学の留学生に自分の街を紹介する」です。

SmallTalkでは、先生がテーマについて話をし、子供たちが同じテーマでペアで話します。

Activityでは、子供たちが作成したポスターを使って、自分の街のスポットを紹介します。(話し手、聞き手ともに質問もする)

それでは、実際にSmallTalkとActivityがどのように進行したが解説します!

SmallTalk まず先生がお手本を見せる

動画で先生は横浜を紹介しています。

その際、先生が一方的に話すのではなく、子供たちに質問をして答えを引き出しています。

先生「Where is this?」

子供たち「Yokohama!」

先生「That’s right!」

発表といっても、話し手主体ではなく聞き手も巻き込んでコミュニケーションをしているのがいいですね。

先生の発音は決して良くないですし、たどたどしい英語ですが、ジェスチャーやアイキャッチをして簡単な英語をゆっくり言っています。

ここがポイントです!日本人の下手なところ!

日本人は英語のプレゼンテーションが下手だと言われています。

アメリカの大統領やスティーブ・ジョブスの演説のように、簡単な言葉で、ジェスチャー、アイキャッチをすることが英語の発表において重要です。

子供たちが英語で反応

先生「I like Yokohama FC!」

子供たち「Really?」「Why!?」

など、先生が言ったことに対して、子供たちが英語で様々な反応をしています。

私が小学生だったときは、「発言は手を挙げてから!」とか言われましたが、外国語活動はそんなことありません。

先生主体ではなく生徒主体の参加型レッスンです。

先生も生徒に英語で質問を投げかけて、それに生徒が答える。

「英語でコミュニケーションをする」というポイントがしっかり押さえられています。

ここまで、生徒は教科書、ノートなど一切開いていません。

生徒が発表する番 Activity

先ほど先生が見せてくれたお手本を元に、子供たちが自分の街を紹介します。

ペアワークで一対一、全員が発表者もしくは聞き役になっているのがポイントです!

「This is my town.」と言って写真を見せ、全て英語で自分の街を紹介します。

その際、発表者は「Do you like cherry blossoms?」など、聞き手を巻き込んで話しています。

isをinと言ってしまったり、子供たちの文法はメチャメチャです。

しかし、その場所がどういうところなのか、どんなところが好きなのか、単語単語でもしっかり伝わります。

実際に外国人相手に伝わる内容だと思います。

聞き手の反応も、「Where?」「Why?」「Me,too!」など色々です。

テンプレートではなく、自分の意見を言って会話をしているので、子供たちはとても楽しそうに話します。

Activityの課題点

文法や語彙などから学ぶのではなく、実際に英語を使う活動から入るので、まだまだ課題点が見受けられます。

  • 生徒の「わからない!」を引き出してあげなければいけない。

外国語活動では「こういうふうに言いたいんだけど、英語で何て言ったらいいの?」という疑問が必ず出てくるはずです。

その答えをすぐ先生が言ってしまうのではなく、ヒントを与えつつ、今まで習った知識を使って自分の言葉で表現することが求められます。

  • 学級のまとまりが必要。

Activityではペアワークで、良くも悪くもワチャワチャします。

英語でコミュニケーションを取ることは良いことですが、その際関係ない話をしてしまったり、ふざけあったりしてしまうこともあります。

なので、すぐ遊んでしまう子や、少しやんちゃな子がいるクラスは、先生の力量が試されますね…

机に座って大人しく聞く授業ではないので。

まとめ

今までの英語の授業とは違い、子供たちの知っている知識の範囲で英語を使ってコミュニケーションをする授業に変わりつつあります。

英語力も発言力も高められる良い方法だと思います。

日本人は、間違った英語を話してしまうのが恥ずかしくて英語を話せない人が多いので、「間違ってもいいんだぜ!伝われば!」といった感じで、カジュアルに英語を話せるようになる風潮になると思います。

外国人でも、「ニホンゴ チョット ワカル」とカタコトの日本語話せる人って「すごい!」ってなりますよね?笑

文法間違っていても「すげー!」ってなりますよね?笑

世界から見たら英語だってそうです。

文法が間違っていても、まず伝えようとする、その積極性が身に付く新しい授業のあり方です。