教育動向

【大学入学共通テスト】大学入試英語成績提供システムへ「よくわからない」との声

2021年度から始まる「大学入学共通テスト」に対して、多くの大学側や高校生たちが混乱しているようです。

世間の大学入試英語成績提供システムについての考え、そもそも大学入試英語成績提供システムとは何なのか、まとめました。

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2021年度から始まる英語の民間試験導入

2021年度からの大学入学共通テストに導入される英語の民間資格試験をめぐり、文部科学省は、利用するかどうか公表していない大学について、成績提供システムへの参加を見送る方針を決めました。

これにより初年度の民間試験は、原則9月末までに利用方針を明確にした大学のみで運用されることとなりました。

2019年、8月時点で3割近くの大学が活用するか明らかにしていませんでしたが、少なくとも52.3%の大学・短大が英語の明槓試験を活用するとのことです。

中学生パパ
中学生パパ
まだ全体の半分くらいしか導入しないんだね。
ニコ
ニコ
そうですね。受験生の不安が高まらないように、準備できている大学だけで使用するみたいです。

 

高校生から英語の民間試験導入「延期してほしい」との声

現在、大学入試の新制度が複雑で試験日程や場所、どの大学が利用するかなど基本的なことが決まっておらず、住む地域や経済状況による格差も指摘されています。

高校生からも、「情報が全然伝わってこないからよくわからない」「延期してほしい」との声が多くあがっています。

【速報】2020年度~2023年度、英語民間試験の導入が延期に!詳細はこちら↓

【2019年時点の高2はピンチ】英語民間試験導入が延期になったデメリット2019年11月1日、この日は大学入学共通テストの共通IDの申し込み日でした。 しかし、この日に英語民間試験導入の延期がニュースに...

高校生から問題視されている点は以下の通り、

  • 2020年度の高3は、浪人したら受験制度か激変するため、安全圏を受けないといけないのか、進路が決められない。
  • 地方では受けられる民間検定試験の種類が少なく、試験会場へ行く交通費も時間もかかる。

予備校グループの代表が行ったアンケートでは、高校生の9割以上が共通テストに不安を感じ、8割以上が延期かセンター試験の継続を望んでいました。

そもそも、「新制度で従来の英検が使える」と勘違いをしている高校生も多いみたいです。

そこのところ、ちょっと詳しく説明しますね!

大学入試英語成績提供システムってなに?

大学入試英語成績提供システムとは、資格・検定試験の成績を大学入試センターで管理し、大学へ成績提供するシステムです。

登録できる成績は、大学を受験する年度の4~12月の最大2回まで!!!

だから従来の英検をそのまま使えるわけではないんですよ~

どういう順番でどのようなことをするかと言うと、

  1. 高校生が共通IDを発行申し込みする(学校経由でやります)
  2. 大学入試センターが共通IDを発行する
  3. 高校生が資格・検定試験を受験する(共通IDを記入します)
  4. 資格・検定試験実施団体が成績を送る(高校生と大学入試センター両方へ!)
  5. 高校生が大学出願する
  6. 大学側が大学入試センターへ高校生の成績を請求する
  7. 大学入試センターが大学側へ成績を提供する(4~12月の2回までの結果を提供します)
小学生ママ
小学生ママ
共通IDってのはなんなのかね?
ニコ
ニコ
共通IDは、全ての高校生の成績を管理するために作られた、一人に一つ与えられるIDなんです。

大学入試英語成績提供システム 共通IDってなに?

大学入試英語成績提供システムにおいて提供する成績情報を、個人ごとに管理するために作られたIDです。

全ての資格・検定試験共通で受験生を特定するためのコードとして、一人につき一つの共通IDが発行されます。

共通IDの重複発行を防ぐために、申込時の本人確認書類として、次のものが必要です。

  • 高校等(注)在学者:在学証明書
    (現行の大学入試センター試験と同様に、在籍校で一括して証明)
  • 既卒者その他:住民票等の本人確認書類
    (注)「高校等」には中等教育学校の後期課程及び特別支援学校の高等部を含む。

共通IDの有効期間は2年間です。

※令和元年11月から令和2年9月までに申込みをし、取得した共通IDの有効期限は令和4年3月31日まで。

ニコ
ニコ
在学生なら学校で申し込むので、大丈夫!
中学生パパ
中学生パパ
浪人生はどうするのかな?

在学生は学校経由で共通IDを申し込みますが、卒業生は個人で直接申し込みになります。

その際、共通ID発行申込書と本人確認証明書が必要になります!

共通ID通知はがきによって共通IDを知ることができます。そこに記載されている共通IDやパスワードは他の人には絶対に伝えないでください!

希望大学の情報で確認すべきポイント

  • 「大学入試英語成績提供システム」利用の有無

大学入試センターの「大学入試英語成績提供システム」の利用について、学部・選抜ごとに定めているので、確認しましょう。

  • 資格・検定試験の選択

どの資格・試験を受験する必要があるのか、学部・選抜ごとに違うので確認しましょう。

  • 資格・検定試験実施日の選択

総合型、推薦型、一般型、それぞれ受験期間が異なるため、自分の選んだ選抜方法の成績提供開始時期に間に合うように受験しましょう。

例えば、推薦入試は一般入試より早い時期に始まりますよね。

11月から始まるとしたら、12月に資格・検定試験を受けようと思っても遅いということです。

大学入試センターが大学側に成績を提供する時期を、毎年公表されるスケジュールで確認してください。

まとめ

わかりやすく説明したつもりですが、わかりづらかった点もあるかもしれません。

もし不安に思うことがあるという方は、「大学入試英語成績提供システム」に関するお問い合わせ先を載せておきます。

志願者問合せ専用電話(大学入試センター)TEL:0570-024-550(ナビダイヤル)

上記ナビダイヤルが繋がらない方:03-3465-8600
9:30~17:00
(土・日曜、祝日※、12月29日~1月3日を除く)

※ 提供される資格・検定試験の成績の確認期間を除く。

大きな入試改革に向けて、しっかりと準備しましょう。