教育動向

【2019年時点の高2はピンチ】英語民間試験導入が延期になったデメリット

2019年11月1日、この日は大学入学共通テストの共通IDの申し込み日でした。

しかし、この日に英語民間試験導入の延期がニュースに。

しかも、2020年に始まるはずだった英語民間試験導入を、2024年度に延期すると発表しました。

今回決まったことは3点、

  • 2020年度の英語民間試験導入は延期
  • 英語の共通テストの実施は2021年から
  • 新たな英語民間試験を検討し、2024年から導入を目指す(英語民間試験導入も)

英語民間試験の導入が延期になって共通テストだけになった今、どうしたらいいのか、解説します。(共通テストを受ける年齢の学生だけね!2020年度~2023年度の受験生)

急遽延期になった背景は政治的なもの

今までさんざん「英語民間試験導入は無理だって!制度が整ってないだろ!」と、教育現場からは言われていたものの、土壇場になっての延期。

先生や保護者、高校生はもちろん、大学や英検業界なども混乱し、怒りが込み上げてきていると思います。

なんで今更??と悲痛な思いをしている高校生には同情します。。。

今回、急遽延期になった背景には政治的判断があります。

10月25日に菅原一秀・経済産業相、10月31日に河井克行・法相が公職選挙法違反の疑惑から辞任しました。

そして、萩生田・文科相の「身の丈発言」から、共通テストと英語民間試験の導入について、批判論が強まっていました。

身の丈発言の詳細はこちら↓

萩生田文科相は英語民間試験の利用で不公平感について問われたところ、次のように発言しました。

「それを言ったら『あいつ予備校通っていてずるいよな』というのと同じ」と反論。「裕福な家庭の子が回数受けてウォーミングアップできるみたいなことがもしかしたらあるのかもしれない」と述べた。試験本番では、高3で受けた2回までの成績が大学に提供されることを踏まえ、「自分の身の丈に合わせて、2回をきちんと選んで勝負して頑張ってもらえれば」と答えた。

(2019年10月28日朝日新聞朝刊「萩生田文科相『身の丈に合わせて』発言を謝罪 英語試験」)

これに、野党側が大反発。

しかも、制度自体決まっていても会場は決まっていない。

地方の学生は英語民間試験を受けるのに遠征しなければならない問題や、試験料が高額なので貧困の問題があります。

大臣が2人も辞め、萩生田大臣の失言、制度自体も問題だらけ。

そうして、英語民間試験の導入は延期となりました。

2020年度 大学入学共通テストのみになったデメリット

【2020年センター試験】筆記200点(80分)、リスニング50点(60分、うち解答時間30分)

【2021年共通テスト】リーディング100点(80分)、リスニング100点(60分、うち解答時間30分)

↑こちらはセンター試験と共通テストの点数配分です。

これを見ると、点数の配分が全然違うことがわかっていただけるでしょうか。

センター試験では筆記200点・リスニング50点となっているのに対して、共通テストではリーディング(筆記)100点、リスニング100点。

この配点は、英語民間試験を導入するという前提条件があってのものです。

「各大学の判断で共通テストと認定試験のいずれか、又は双方を選択利用することを可能とする」(大学入試センター・サイトより)としていました。

ところが英語民間試験の導入は延期になってしまった。

そこで、残ったのが共通テスト・英語試験の配点です。

進学校だと、リスニングでもしっかり得点を取るために対策をしています。

そのため、共通テストの配点が100点・100点のままだと、リスニング対策をちゃんとした成績上位層とそうでないはない下位層の差が、センター試験よりも大きくなることになります。

共通テストに英語民間試験導入が延期になった今、共通テストを受ける年齢の高校生は、リスニングの対策をしなくてはいけなくなりました。

「今まで必死に英検等の民間試験の勉強をしてきたのに!」とやるせない気持ちになってしまうのはわかります。

でももう決まってしまったものは仕方ない。(文科省が悪いですけど)

ライバルたちはもう動き出していますよ!

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なぜならリスニングって内容がほぼ人との会話だから。

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まとめ

日本英語検定協会による「英検2020 1 day S-CBT」にもう申し込んでしまった高校生は、きっとキャンセル、返金するはず。

今のとこ返金期間は延期ですが、そのうち始まるでしょう。

どう考えても民間試験を受けずに、共通テストの対策に走るしかありません。

センター試験よりも共通テストのリスニングの配点が大きいので、リスニングの対策をしっかりしましょう。