教育動向

【年収1000万以上違う】子供が英語を話せた方がいい理由

英語力の有無で大きく左右される生涯賃金。

英語重視の流れが社会的に加速しています。

その背景には何があるのか?今から子供にやらせておくべきことは?

知っておくと得をする、英語と生涯賃金の関係性について言及します。

英語上級者の6割が年収1000万以上!

年収は英語力の有無で大きく変わります。それだけ、英語を話せる人材への需要が高いということです。

労働市場において、英語が出来る人はできない人に比べてはるかに有利です。

英語が出来ないとお応募できない仕事もありますし、同じ職務スキルでも同じ職務スキルでも英語ができるだけで年収が3割近く上がるケースもあります。

実際に英語と年収を裏付けるデータがあります。

グローバル人材の転職・採用支援を行っているエンワールド・ジャパンの登録者1928人を対象に、英語と年収に関する調査を行ったデータがあります。(参照:プレジデントファミリー2020年夏号p31,32)

登録者の英語レベルを上級(流暢)、ビジネス、中級(日常会話レベル)、初級(挨拶レベル)に分け、年収を調査したところ、上級レベルの約60%が年収1000万円以上であるのに対し、初級レベルで年収1000万以上の人は12%でした。

英語上級レベルの年収

3000万円以上 2%

1500万~3000万円未満 25%

1000万~1500万円未満 31%

800万~1000万円未満 17%

500万~800万円未満 18%

500万円未満 7%

年収1000万円以上の割合 58%

英語ビジネスレベルの年収

3000万円以上 1%

1500万~3000万円未満 14%

1000万~1500万円未満 32%

800万~1000万円未満 19%

500万~800万円未満 29%

500万円未満 6%

年収1000万円以上の割合 47%

英語中級レベルの年収

1500万~3000万円未満 4%

1000万~1500万円未満 21%

800万~1000万円未満 24%

500万~800万円未満 37%

500万円未満 13%

年収1000万円以上の割合 25%

英語初級レベルの年収

1500万~3000万円未満 1%

1000万~1500万円未満 11%

800万~1000万円未満 25%

500万~800万円未満 47%

500万円未満 15%

年収1000万円以上の割合 12%

英語力によって年収にここまで大きな差が出ている背景には、企業のグローバル化の進展があります。

ここ20年ほどで企業の海外進出は大きく進みました。

以前は国際的な事業に携わるマネジメント層だけが英語ができればよいといった状況だったのだが、今や現場レベルの社員も海外の支社や工場とのやりとりなどで英語を使わざるを得ない状況になっています。

企業が採用時にTOEICの点数を求めることも増えてきていますし、その点数次第では海外事業部に配属されないなど、働ける可能性のある部署が限定されてしまうというような例もあります。

こうした状況下で求められる英語力は、文章を読んだりメールを打ったりする力ではなく、ビジネスの交渉が出来るハイレベルなコミュニケーション能力です。

実際に調査で「英語をどのようなシーンで使うか」を聞いたところ、上級・ビジネスレベルの6割以上が電話対応や社内会議で英語を使っていました。

英語の上級・ビジネスレベルの層は、企業にとって直接海外との交渉や海外進出を任せることのできる貴重な人材です。

そのため、高い給料を払ってでも獲得したいのです。

英語ができると新卒でも年収1000万円

日本企業がグローバル人材に高い給料を提示する動きは、新卒採用にも出てきています。

たとえば2019年、回転寿司チェーン大手のくら寿司がグローバル展開のための人材として、TOEIC800点以上を条件に新卒で年収1000万円という金額を提示しました。

また、ユニクロを展開するファーストリテイリングは、海外転勤ありのグローバルリーダー社員の初任給を21万円から25万5000円に引き上げ、幹部候補生については、入社3~5年で年収1000万以上に引き上げる意向を示しています。

くら寿司

エグゼクティブ新卒採用は年収1000万円。条件はTOEIC800点以上、簿記3級以上。

日産自動車

入社までにTOEIC L&Rスコア730点を期待。

ファーストリテイリング

グローバルリーダー社員の枠は初任給25万5000円。入社3~5年の幹部候補生には、年収1000万円以上の計画も。

パナソニック

経営戦略担当部署の選考では、TOEICスコア750点程度、または中国語(HSK5級程度)。

ANA

選考では独自の英語試験を実施。

武田薬品工業

入社に際して英語力の基準を課している。技術研究職(ワクチン)の場合、英語力TOEIC700点以上またはそれ相当のレベルが必要。

楽天

入社までにTOEICスコア800点を取得することが条件。

 

企業の国際展開に伴い、日本企業が優秀な外国人を採用することも、当たり前の光景になりつつあります。

たとえば、メルカリでは新卒エンジニアの9割が外国人で、本社には25か国の人が働いています。

また、2010年から社内公用語を英語にした楽天は、社員の23%が外国人です。

外国人採用に積極的な企業では、社内でのコミュニケーションでも英語が必要になってきているため、英語の重要性は高まる一方です。

英語×技術で年収3000万円も

もう一つ、英語力によって年収が大きく左右されるようになった背景には、国際的な人材の獲得競争にあります。

近年顕著なのはIT技術者です。

アメリカや中国の大手IT企業などが英語力と技術力を兼ね備えた優秀な人材を奪い合っています。

2018年には中国のIT大手ファーウェイが、日本で初任給40万円を提示して採用を行ったことえお皮切りに、NECやトヨタ自動車、NTTデータといった日本企業もIT技術者の採用も狙って、新卒社員の年収上限を1000万円まで引き上げるといった制度変更を行いました。

人工知能開発やビッグデータ分析などの専門技能がある人は、英語力があると、年収3000万円以上になることもあります。

今の小学生が社会に出るころには、こうした傾向は一層強まるそうです。

今回のコロナショックで一時的な景気後退はあるかもしれませんが、ビジネスの国際化の流れは止めることはできません。

英語ができれば、活躍の場が広がり、収入も上がりますが、できなければ高収入を得るチャンスを逃してしまいます。

ただ英語が出来ればいいといっても。TOEICのスコアだけでは不十分です。

実際に外国人と英語で話す場数を踏み、仕事上でコミュニケーションを円滑に取れる語学力を育てる必要があります。

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